木彫り看板のある風景というと私は山の中にあるお店に似合うと思うのです。
山小屋なんていいのではないでしょうか。やっぱりコールログハウスっていうイメージが強いのです。
雨風にさらされたとしても、それがいい味わいを作り出すのではないかなって思います。
やはり木彫り看板のあるお店って素朴な雰囲気を持っていると思うのです。
ですから、どこか親しみやすさも持っていると思います。何か見ていても落ち着くような、そんな雰囲気もあると思います。
温かみを感じることが出来るっていうのは、結構大きなことなのではないかなって思います。
山小屋であっても、和風のものだったら、ちょっと似合わないのかなって思います。
山小屋というか、茶屋のような雰囲気だったら木彫り看板よりものれんやのぼりではないでしょうか。
もうちょっと洋風というか、丈夫に出来ているようなところだったら、とても似合うと思うのです。
もしも、木彫り看板を作ることが出来るとしたらと考えてみるといいと思います。
どういう場所に設置をしたいのかっていうことを考えてみると、自ずとどういう雰囲気になるのかっていうことも見えてくるのではないかな、と思います。
木彫り看板の激安のある風景として、私がもっとも気に入っているのは、自分が生まれた街・京都の中でも、花街と呼ばれる祇園界隈です。このあたり一帯は、御茶屋と呼ばれる芸・舞妓さんたちが呼ばれていくお店がたくさんあることなどから、あちこちで木彫りで作られた看板を見ることができます。
ただ、一見さんお断りのこうした花街の世界は、観光客や、京都に住んでいても、祇園とは縁のない私のような者には、縁遠い世界でもあります。
そこで、こうした花街関連ではなくとも、気軽に利用できるお店にもたくさん趣のある木彫り看板があるので、そちらで堪能しようと思います。
たとえば、江戸時代から続く老舗和菓子店の鍵善良房は、本場吉野の吉野葛で作ったくずきりがたいそうおいしいお店なのですが、こちらの入り口にかかげてある木彫り看板などは、まさに歴史を感じさせる一枚となっていると思います。
お店そのものはリニューアルして美しくなっていましたが、お店の顔である看板は歴史を感じさせる古いままです
。きっと木彫り看板の風合いや文字、形などを見ながら、その歴史に思いをはせ、京の都と人々が集まった時代からあるお店を訪ねてみるのも、 また違った京都の魅力を再発見できるかもしれません。